イギリスで始めたこと

旅行へ出かける前にいろいろと情報を集めていたら
シャルムエルシェイクは蚊が多いと言われていた。
夫は蚊に好かれるタイプなので手作りの蚊よけスプレーを作った。
スプレーは私には効いたものの夫には効かなかった。
たった一晩で夫は30箇所近く蚊に食われてしまった。

お見せ苦しいが夫の片腕。
10箇所以上咬まれている。

エジプトの不思議３。薬局屋さん。

あまりにも蚊に刺されたのでホテルの近くの薬局に
虫刺されの塗り薬を買いに行った。
薬局と大きく書かれていたが店の中には何でも売っていた。
薬、日用雑貨からお土産まで。
店の中には若い男性が一人。
夫が蚊に刺されたので塗り薬が欲しいと言うと
男性は夫の刺されたところを見せてほしいと言った。
夫が腕を見せると肩や背中も刺されているかと聞いた。
刺されていると答えると注射をしたほうがいいですねと言われた。
私と夫はびっくり。
私は注射に副作用が無いのか心配だったが
夫は値段を聞いてそれなら受けますと答えてしまった。
こんな薬局で注射と思っているうちに男性は薬箱から
小さなびんに入った2種類の注射液を取り出した。
それから使い捨てのゴム手袋をはめて注射、消毒液、コットンを用意した。
夫が椅子に座ると注射液をピューっと飛ばして注射の用意ができた。
夫の腕をコットンで拭いて注射した。
男性はこれでもう蚊は刺さなくなりますよと言って
化膿を防ぐ錠剤とかゆみを鎮める塗り薬をくれた。
夫がお金を払うと男性は笑顔を浮かべて
それからこれは特別あなたにとバイアグラの錠剤をひとつ夫に渡した。
薬局を出てから夫と二人で笑ってしまった。

この日注射のあと夫は少し身体がだるくなったので
ホテルのプールサイドで日光浴をしてすごした。
そしてこの日以来夫は全く蚊に刺されなくなった。
しかし毎日ホテルの部屋に戻ると蚊退治が夫の日課になった。
ベランダはなるべく開けないようにしていたのだが
必ず３，４匹が部屋に潜んでいた。
たぶん掃除をしてくれるときにベランダを開けているのだろう。


写真はホテルの部屋からで毎日午後５時頃撒かれる蚊よけの薫煙。

あなたにおススメの記事