イギリスで始めたこと

旅行から帰ってきて寒さのせいか私も夫も風邪をひいてしまった。
夫はお腹もこわしている。
さらに昨日は２人ともこの体調の悪さでお葬式に出席で
なかなかエントリーができなかった。

さてホテルに着いた夜、お腹をすかせて早速レストランへ。
私たちは今回初めてオールインクルーシブ（三食、飲み物すべて旅費に含まれている）。
席に着くとすぐにマネージャーがやってきて
翌日の夜に砂漠で食事を取りながらエジプトの舞踏を見る夕べに
参加しないかと誘ってきた。
ホテル主催で値段も2人で7千円くらい。
これはいいかもと行くことにした。

写真はダンスの模様。
後ろに見える沢山の灯りは砂漠にそびえ立つ岩山の山肌につけられた灯り。
ホテルから2台のバスで6時に出発。
日はとっくに落ちていた。

エジプトの不思議１、左折が無い。
左折できないのでどこへ行くにもユーターンまで走ってから
そこでやっと左側へ。

エジプトの不思議２、夜でも無灯火で走る車。
道路には街灯があるがあとはホテルの明かりだけ。
ホテル以外は砂漠で私にとってはかなり暗く見えたのだが
警察の偉い方がシャムルエルシェルクの夜は
車のライトをつけなくても十分に明るいと言ったそうで
私が見た時はほぼ半数の車が小さなランプだけで走っていた。
中には全く無灯火で走る車もあってハラハラさせられた。

バスは舗装された道路をそれて砂漠に入っていった。
それまでバスの中はライトがついていたのだが
砂漠に入ってからはその灯りが邪魔になるそうだ
突然ライトが消された。
あたりは真っ暗。
砂漠の道なき道をバスのライトだけで走る。
バスの乗客は少し心細くなってきたようだった。
時々大きく揺れるバス。
そしてその傍らを普通の乗用車がすり抜けて行く。
暗闇の中に映し出されるラクダの影。
なかなかスリルがあった。
やっと目的地にたどり着いた。
周りを岩山に囲まれた場所に円舞台を囲むように
屋根つきの席とテーブル。
日本のちゃぶ台のようなテーブルの周りに腰を下ろすのが
エジプト式のようで私も夫も抵抗が無かったが、
他の客は床に座るのに抵抗があったようだ。
暗い中でビュッフェ式の晩餐が始まった。
暗いのと見たことの無い料理で何を取っているのかわからなかった。

しかしどれも美味しかった。
夫も気に入って食べて2人のお皿はあっという間に何もなくなった。
脂っぽくも無く、味付けも控えめ私は気に入った。

ラクダに乗る人


食後はエジプトの舞踏を見ながらお酒を傾ける。
帰り道はまたスリルがあったがなかなか楽しい夕べだった。

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