イギリスで始めたこと

今日はイギリスにしては珍しくいい天気。
夫はラグビーの試合を見に行った。
イギリスのスポーツ観戦はサッカー派とラグビー派に分かれているようだ。
夫はラグビー派である。結婚してから２度ほど観戦したが後は辞退している。
夫としては二人で仲良く観戦したいようだか残念ながら私は興味がない。
興味がないのに１４ポンドの入場料を無駄にしたくない。

初めて観戦した時に面白かったのはラグビーの試合よりも観戦している人々だった。
普段は穏やかな夫が大声で相手チームの選手やレフリーを野次りだしたのでビックリした。
周りの人々もどんどん野次っている。え？こんなご婦人までと思う人まで。
「マイフェアレディー」のイライザが綺麗に変身して競馬を見に行くシーンがある。
そこでゴール間際の馬を野次るシーンがあっておもわずそのシーンを思い出した。
家族連れできている人たちも多く、子ども達は親の野次り方をみて野次り方を覚えていくのかなと思った。
夫はいつもラグビー観戦から帰ってくると声がかれている。
また野次ったんでしょうと言うと笑っている。
夫は試合から帰ってくると必ず母親に電話をしてどんな試合だったか、
レフリーがどんなミスジャッジをしたか、どの選手がどんなプレーをしたかを報告する。
夫の母にも応援している地元のチームがある。
２人は懇々とラグビーについて３０分は語っている。
興味のない私からするとなぜそんなに夢中になれるのか不思議である。
今日も夫は帰ってきたらすぐ母親に電話するだろう。
電話の内容を聞いているとあまりにも真剣でその真剣さに時々笑わせられてしまう。

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