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2010年01月10日

日帰りでロンドンへ

日帰りでロンドンへ
金曜日はこの雪の中日帰りでロンドンへ行ってきた。
昨年旦那さんがロンドンに転勤になった友達が来週の土曜日に
日本へ帰国することになったからだ。
12月は仕事がら休みが取れなかったので彼女がイギリスを発つ前に
何とか会いたいと思ってチケットを取っていた。
ところがこの大雪(イギリスでは大雪)。
飛行機、電車、バスの運休が相次いでいて私の電車もどうなるかわからなかった。
電車は隣町から乗る予定でいてそこまでバスで行くつもりだった。
そのバスも当てにはならないので夫がタクシーを予約しようと電話をかけたら
この天気なので予約は取れないと断られてしまった。
それでリバプールまで電車で行ってそこから不足分の運賃を払って
ロンドンまで行くことにした。
朝から家を出る寸前までインターネットで電車が動いているか確認していた。
その時点で時間通りとのこと。
駅まで歩いてもいいように余裕を持って家を出てバス停に着くと
バスがすぐ来るようだったので3分ほど待っていた。
その時間になったら電光掲示板に20分遅れと出たので諦めて駅まで歩いていった。
乗るつもりでいた電車は10分遅れ。
まずはリバプールライムストリート駅に到着。

ここで日本では考えられないイギリス的な体験。
チケットセンターに行って話しを聞いてもらい不足分の運賃を払おうとした。
係りの人が「うーん、券は再発行できないから行きはここから隣町までの券を買って
帰りはどうせ券のチェックはされないからそのままリバプールまで乗ってきたらいいよ」
と私にキセルを勧めるのだ。
駅員がただ乗りを勧めるなんて日本では考えられない。
しかしこの人が言ったとおりロンドン行きの電車の中も降りてからも
一度も乗車券を確認されることはなかった。
私は一区間ただ乗りをしてしまった。

今回初めて列車でそれも一人でのロンドン行きだった。
電車の窓から見える景色は本当にイギリスなのか
故郷の北海道ではないだろうかと思えるものだった。
牧場には馬、牛、羊などが放牧されていた。
そのうちに目に入ってきたのがきじ、狐、リス、鴨。

リバプールを発って2時間と少しでロンドンに着いた。
改札を抜けると友達が待っていてくれた。
ちょうど昼に着いたのでランチに向かうことにしていた。
行ったパブはロンドンにお住まいのハギスはお好き?melocotonさんの
ブログで紹介されてからずっと行きたいと思っていた所で
私が着いたユーストン駅から近いのでそのNorfolk Armsへ行った。
私がずっと食べたかったタコのマリネがあるタパスのメニューもあって
私も友達も楽しみにしていた。
結果は大正解。
日帰りでロンドンへ
友達と美味しいね、美味しいねと繰り返し話にも花を咲かせて
ランチを楽しんだ。
その後コベントガーデンへ行った。
お腹はいっぱいだったがデザートは別腹と言って
クレープやさんに入った。
日帰りでロンドンへ
楽しい時間はあっという間に過ぎてしまった。
クレープやさんを出たらもう暗くなり始めていた。

駅に戻ると私が乗る電車は時間通り運行していた。
でも30分後のリバプール行きはキャンセルになっていた。

友達に別れを告げなければいけない。
イギリス式に抱き合って別れた。
涙は流さず笑顔で。
別れは辛い、でも出会いに別れはつきもの。
彼女とはこれからも友達としていられるだろう。

電車に乗っている2時間ほどの間、夫は30分ごとに電話をくれた。
こちらはウトウトとしてくるのだが夫の電話で起こされる。
たった一人でのロンドン行きは初めてだった。
夫は心配で仕方なかったようだ。
家をあさ8時に出て家に帰りついたのは夜の9時だった。
ロンドンへ一人で行くのは不安ではなかったが
電車が上手く動いてくれるかが心配だった。



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この記事へのコメント
こういう一人での遠出っていいですね。
一泊するような「旅」ではなく、「遠出」....。
お友達に会いに列車に乗って遠くに出かけて充実した時間を過ごし、また列車に乗って、自分の居場所に帰って行く........、まるで短編映画のようです。
ランチの写真も美味しそう。
この写真に写っている茶色い素朴なかんじの食器はイギリスではよく見るものですか?
使いやすそうで素敵ですね。
Posted by TSU at 2010年01月10日 11:34
夫さんの心配が可愛くて、ちょっとくすりと笑ってしまいました。
我が家は、首都圏でも一人でサクサク行く妻なので、夫は全く心配してくれないです。
夫さんがいるから…ていっても、やはり友達って夫と違って良いのがあるんですよねぇ。
お友達が近くからいなくなるのは、とても寂しいですね。

雪景色、確か北海道と同じ位の緯度だけど、これで大雪だということは、気候は違うのですね。
子どもの頃、暖流の影響でと教科書で習ったのを思い出しました。
Posted by さむ at 2010年01月10日 16:50
楽しい時間になってよかったですね。少しずつ気温は上がっている模様ですが、交通機関はまだ当てにならないですね。(というかふだんから当てにならないんですが。)電車の切符は確認に来ないことも多いですね。私も無人駅から乗って電車内で誰も来ず降りたところも誰もいない、という場合がありました。どうしようもないよなー、と自分で言い訳しつつ・・・。電車の中ってウトウトしちゃいますよね。うちの夫もよく携帯で連絡をくれますが、私は切っていることが多いので怒られます。
Posted by ぽん at 2010年01月10日 17:34
☆TSUさま

日本にいた時はどこでも一人で行っていたし一人旅もしていましたが
夫と一緒になってからはどこへ行くのも一緒だったので変な感じでしたが
新鮮でもありました。
ランチ美味しかったです。
スペインのタパス式でおつまみがいっぱいでした。
ビールかワインといきたかったのですが昼間だったのでのんアルコールで我慢。
この食器はたぶんスペイン製だと思います
素朴でおつまみの小皿代わりにはぴったりですね。
私も欲しいなと思ってしまいました。


☆さむさま

本当は電車内でMP3を聞こうと思っていたのですが
夫の電話があるので行きも帰りも聞けませんでした。(笑)
まあ心配されているのだなと感謝しなければいけませんね。
女友達のとデートは楽しいですね。
ブラブラにも付き合ってくれるしはじめてのお店も冒険できるし。
やはり友達がいなくなるのは淋しいですね。

雪は降ってから1週間たちましたが寒いためぜんぜん融けません。


☆ぽんさま

楽しんで来れました。
電車も動いてくれて助かりました。
電車で切符を確認されないことはよくありますが
まさかただ乗りを薦められるとは思いませんでした。
これもイギリスですね。
Posted by kemmi at 2010年01月11日 00:52
ランチメニュー・・・なんとも美味しそう!!(^^)
車窓の風景、北国の雪景色と同じですね・・・。
旦那様が心配しているご様子、微笑ましく拝見しました。
別れた後、ひとり車中の人になった時の淋しさは
30分ごとの旦那様の携帯で和らいだのは・・・。(^^;)
でも遠く離れた場所へ引越されるご友人、淋しさが募りますね。
Posted by 北の旅烏 at 2010年01月13日 08:56
☆北の旅烏さま

このランチは美味しかったです。できればアルコールも欲しかったですが・・・
こんな真っ白なイギリスは初めてです。
電車の中は足元から暖かくてウトウトしていたのですが
寝るわけにもいかず苦笑いです。
電話をして話を聞いて欲しいときなどこの友達によく電話をしていたのですが
それができなくなりますね。
日本の友達だと私の休みの日でないと電話は無理なんです。
Posted by kemmi at 2010年01月14日 00:41
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    コメント(6)