ローマ2

kemmi

2008年11月19日 21:50


ローマ2日目は目覚めると雨は止んでいた。
ホテルでパンとカプチーノの簡単な朝食を取ってまずはコロッセオへ。
夫は映画「グラディエーター」が好きでここは行きたかったそうだ。
私もローマといえば必ずコロッセオが浮かんでいた。
想像以上に大きな建物だった。

闘技場は木の床でその上に砂が敷かれたそうだ。
残酷な闘技場だったようだが差し込んできた日差しの中ではのどかな風景に思えた。
そしてこんな所で予期せぬ出会い。

私の影の中でポーズをとってくれた猫ちゃん。
コロッセオに猫がいるなんて驚きだった。
それからパラティーノの丘へ。これがまた広い。

こんなところでもまた猫に遭遇。

どこかの国のおばさんたちに撫ぜてもらってとても人懐こい猫だった。


私の目を惹いたたぶん教会だと思われる建物。

パラティーノの丘はかなり広く道も当時の物がまだ残っていて
その石畳の道を歩いていると結構足に負担がかかった。
まだ昼になったばかりなのに私たちの足は疲れが出はじめていた。

次はヴァチカン市国に向かった。
昼食は途中で見つけたピザの看板に釣られて日本で言えば
お好み屋さんみたいなところ。
ディスプレーに帯状のピザが何種類も飾られている。
10種類以上はあった。
その中から好きなピザを指差すと20センチ四方位に切ってくれて
オーブンで暖めて紙に巻いて手渡してくれる。
飲み物とピザで二人で10ユーロ、安いそして美味しかった。

お腹を満たしてサン・ピエトロ広場へ向かう。

広場にはサン・ピエトロ寺院へ参拝に来た人たちがすでに長い列を成していた。
ピーク時は待ち時間は2時間を越えることもあるそうだ。
回廊屋根部分には140人の聖人像が並んでいる。

彼らに見守られながら約30分で寺院の中へ入ることが出来た。
入るとすぐに水のみ場がありみんな水を飲んでいたので
夫も私もわけがわからないまま他の人たちと一緒に水を飲んだ。
地下の部分には歴代のローマー法王たちが眠っている。
厳かな雰囲気の中進んでいくと人だかりと警備員のいる場所に着いた。
そこは2005年に亡くなったヨハネス・パウルス二世の眠る場所だった。
私たちの前を歩いていたイタリア人の家族の母親はその場にひざまつくと
目頭をハンカチで押さえだした。
他にも一心に祈りを捧げている人たち。
彼らの信仰の深さを垣間見た気がした。

寺院の内部に入るとその豪華さ美しさに圧倒された。







何を見ても素晴らしいの一言だった。
私たちは妹と夫の姪っ子のために祈り寺院をあとにした。

この日はかなり歩いたので私たちの足はかなり疲れていた。
夫は膝が痛くて私はふくらはぎがつりそうな痛さ。
それを吹っ飛ばしてくれたのがもちろんジェラードアイスクリーム。

イチゴを選んだらイチゴを食べているような感じで美味しかった。

かなり疲れてしまったのでホテルに戻りこの日もホテルの近くのレストランで
夕食を取った。
夫は相変わらずミックスグリル、全部肉。

私はホームメードのパスタのトマトソース。

これがお餅みたいなもちもちのパスタで美味しかった。
そしてドルチェ(デザート)。
チョコレートケーキとレモンケーキ。



夕食後テルミニ駅に行ってみるとなにやら騒がしい。

学生が奇声をあげていた。
何のデモなのかわからなかったが夫と見ていた。
遠巻きに警官も待機していた。
夫は何か騒ぎが起こることを期待していたが
何事も起こらず学生たちはそれぞれ散っていった。
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