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2008年11月23日

ローマ3

ローマ3
ローマ3日目は目覚めると外が明るかったので一安心。
この日は私の趣味で「ローマの休日」コース。
まずはチルコ・マッシモへ。
後方に見えるのは前日行ったパラテイーノの丘。
ここは大競技場で映画「ベン・ハー」のシーンでお馴染みの戦車レースが行われた。
チルコ・マッシモのメトロ駅に降り立った時、赤い物を身に着けた団体に取り囲まれた。
この日は私が行きたかったサンタ・マリア・イン・コスメディン教会へ向かった。
そこには「ローマの休日」で使われた真実の口がある。
なぜか赤い団体もどんどん人数を増やしながら私達と同じ方向へ向かう。
途中の売店で水を買う。
イタリアのおじさん。
私が「ウノ アクア」(水を一つ)と言うと「ウノ バンビーノ」と言って
満面の笑顔で水を売ってくれた。
確かバンビーノは赤ちゃんのことだと思うのだが・・・
真実の口があるサンタ・マリア・イン・コスメディン教会に到着。
真実の口にはもう行列が出来ていた。
小さな教会に真実の口を見つけたときは感動した。
「ローマの休日」はオードリー・ヘップバーンの映画で一番好き。
そのオードリーとグレゴリー・ペックが立っていた同じ場所に
時間を経て自分が立っているのが本当に嬉しかった。
ローマ3

教会を出てすぐ隣の真実の口広場へ行くとびっくり。
先ほどの赤い人たちが大群衆となってなにやらデモを。
ローマ3
夫はこういうのが大好き。

次は川を渡って古き良き時代の雰囲気が残っているというトラステヴェレ地区へ。
ローマ3
川を右手に気持ちよく歩いていると急に車が止まって
英語を話せますかと道案内を頼まれた。
しかし旅行者の私達に詳しい道などわかるはずがない。
ここにたどり着く前に交通整理をしているお巡りさんを見たので
もう少しいくとお巡りさんがいますよと言うとこのおじさんが話題を変えた。
自分はファッションショーのイベントでパリからイタリアに来た。
私達にあげたい物があると車の後ろの席からなにやら取り出そうとしている。
ここで私も夫も胡散臭さを感じた。
夫と顔を見合わせていや結構ですと足早にその場を立ち去った。
きっと何かを売りつけるつもりだったのだろう。
困っているなら助けてやろうと思う気持ちに付け入った行為だったと思う。

気持ちを切り替えて狭い道に入り、サンタ・マリア・イン・トラステヴェレ教会へ向かった。
ローマ3
見るからに古そうな教会。
外側からは想像が出来ないくらい内部が素晴らしかった。
ローマ3

次は細い道を縫ってナヴォーナ広場へ。
細い通りには小さなお店がいっぱいあった。
ローマ3

店番をする猫ちゃん。
ローマ3

小さな広場があるとそこではマーケット。
ローマ3

やっとナヴォーナ広場へ着くと驚くことにさっきの赤い団体が
ここで本格的なデモ。
特設されたステージでは政治家らしき人が演説をしていた。
まさかここでまた赤い団体に会うと思っていなかった。
写真の右手に赤い人影が写っている。
ローマ3

広場にあった噴水。
タコが悪者になっている。複雑な気持ち。
ローマ3

ここで昼食。
私はカルボナーラ、まあまあだった。
ローマ3
夫はピザ、これが大きかった。
珍しく私もお手伝い。
ローマ3

この後はサンタンジェロ城。
テベレ川にかかるサンタンジェロ橋のたもとで「ローマの休日」の
夜の船上パーティーのシーンが撮られたそうだ。
ローマ3
屋上からの眺めは素晴らしかったがそこに着いた時は
私たちの息は絶え絶えだった。

この後難色を示す夫に頼み込んでもう一度スペイン広場へ。
スペイン広場の思い出が豪雨の中ではさびしい。
ローマ3
広場は最初の日とは打って変わって大勢の人。
何をするわけではない。ただ階段に座ったり記念写真を撮ったり。
下で休んでいる夫を置いて階段の上に行ってみる。
ローマ3
ここから歩いていくとトレビの泉に行けるがもうそのエネルギーはなかった。

最後の夕食、写真は撮らなかった。
最初の夜に食べたアイスクリームが忘れなれなくてその店に向かったが
土曜日で満席だった。
仕方がないので同じ通りの違うお店へ行った。
この店もほぼ満席だった。
まずはハムとメロン。
塩気の強いハムとメロンの甘みがあって美味しかった。
メインは夫はレバーのグリル。
私はムール貝のセーラースタイル。
私のムール貝が来ると回りの客の目が一斉に私の方へ。
トマトとパセリ、ニンニク、味付けは塩と貝から出たダシだと思うが
美味しかった。
スープがまた美味しくてパンを浸して食べたがまだたっぷりのスープ。
スプーンが欲しいなと思ったが頼むのはちょっと恥ずかしいかなと思っていると
中年のボーイさんが私のお皿を覘いてスプーンが欲しいでしょうと言った。
嬉しい。このスープがまたまた美味しかった。
ここで私はイタリア人は何が美味しいか知っていると確信した。
美味しい物を共感できるのは私にとってはとても嬉しいこと。
最後の夜がこのレストランだよかったと思った。
またまた幸せな気分を胸とお腹にホテルに戻った。

イタリアは想像していた通り美味しかった。


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この記事へのコメント
滞在して、歩いての観光と美味しい食べ物。
素敵な旅行ですね。
たこの所では、ちょっと笑ってしまいました。
Posted by さむ at 2008年11月23日 20:51
☆さむさま

歩けるうちはこんな風に旅したいですね。
それでも夕方には歩き疲れてしまいました。
イギリスでタコを食べるというと嫌な顔をされるので
やっぱりヨーロッパでは悪者なんだと思ってしまいました。
でもイタリア人はタコ食べているみたいです。(笑)
Posted by kemmi at 2008年11月24日 06:22
おはようございます。
ローマはあたしにとって憧れの土地です。いいなぁ・・・。
ムール貝も本場で食べてみたいです。

あと・・・ピザも。
食べ物ばかりが行きたい理由ではありませんけど(笑)
Posted by じゃらし at 2008年11月25日 09:18
塩と貝から出たダシ・・・。おおっ!私と一緒!(^^)
お店で出されたお料理を平らげた後、フランスパンのおかわりを
申し出て残ったソースをパンに浸して食べる幸せ・・・。
自分のだけじゃ足りなくて隣の人のお皿をもらって食べる事も
多々ありますよ〜♪。(^^;)
Posted by 北の旅烏 at 2008年11月25日 11:09
☆じゃらしさま

私のイタリアの一番の魅力は食べ物でした。(笑)
まだ食べたりません。
Posted by kemmi at 2008年11月25日 19:40
☆北の旅烏さま

お仲間がいて嬉しい!
あのダシは美味しいですよね。
夫はラーメンが好きで汁を飲み干します。
私が塩分が多すぎるからと注意すると
あの汁にはうまみが全部出ているんだと日本人のような事を言います。
さすがに私の汁までは飲みませんが・・・
Posted by kemmi at 2008年11月25日 19:47
グラディエーターにローマの休日にベン・ハー。
全部③回は見た大好き映画です♪
私はキリスト教信者になるには邪心を持ち過ぎてますが
(宗教に対して)
時々信仰というものを羨ましく思います。
バチカン、いいですねぇ。。
Posted by 405 at 2008年11月26日 07:14
☆405さま

お久しぶりです。
映画の舞台をこの足で楽しんで旅は初めででした。
特にローマの休日は大好きで行く前からDVDを見て
帰ってきてからまた見直しています。
私も邪心がありすぎですがヴァチカンは素晴らしかったです。
Posted by kemmi at 2008年11月26日 22:12
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    コメント(8)